社名 | 横河電機株式会社 |
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所在地 | 東京都武蔵野市中町2-9-32 |
連絡先 | TEL:(0422)52-5555 (総務ダイヤルイン) |
設立 | 大正9年 (1920年) 12月1日 |
資本金 | 434億105万円 (2020年3月末現在) |
役員 | 代表取締役社長 奈良 寿 |
おすすめポイント | 市場の変化への柔軟で迅速な対応が可能なシステム |
横河電機株式会社では、石油・石油化学系、化学系、食品系、医薬品系、半導体系、電機電子系、組立て系、物流系など幅広い業種や業態のフィットしたMESを提供しています。代表的な業種としては、プロセス制御層(PCS)、MES、ERPとなっており、お客様の課題解決のために統合ソリューションも用意しています。
適応分野に対し最適な機能構成で開発を行い、市場の変化への柔軟で迅速な対応が可能な基盤となるシステムを提供しているのが特徴です。
医薬品工場向け製造管理パッケージ
YOKOGAWAでは様々な業種に向けて、適切な機能を揃えたMESソリューションをパッケージ化して提供しています。医薬品工場向け、製造情報管理支援、食品工場向けなどがあり、ここでは医薬品工場向けのパッケージについてご紹介します。
概要
医薬品工場向け製造管理パッケージである「CIMVisionPharms」は、原薬製造から放送までの製造工程をシステム化したMESパッケージです。製造指図に対する作業現場への詳細な指示情報の作成や、無菌製剤、固形製剤など様々な医薬品製造に適用できる機能を兼ね備えています。
現場での操作性にも優れ、製品や工程で定義される作業手順の画面表示、作業者への多彩なガイダンス画面の用意など、現場で求められる様々な運用を可能な限りサポートします。
できること
医薬品製造工程をトータルで管理できる「CIMVisionPharms」は、下記のようなことが可能になっています。
・GMP組織の責任階層によるアクセス制限管理
・製造指図書、製造記録書情報の自動作成
・作業指示情報展開、作業実績入力機能
・個装単位やパレット単位での在庫管理
・マスタ情報の有効期限、変更履歴の管理
・マスタ登録による管理品目追加、SOP変更追加
・いつ誰が何ををどう変更承認したかなどの操作履歴管理
・在庫品の保管出納管理
・FDA21CFRPart11を考慮した機能
・原料。製品の双方向のロットトレース
導入までの流れ
実際にシステムを導入する流れをご紹介します。
1.システム化構想
現状調査を行い、分析します。ITインフラ検証もこの段階で行います。
2.要件定義
計画策定や、各種仕様書の作成や設計などを行います。
3.システム構築
実際にいステムを構築し、現場でのテスト導入を行います。
4.システム導入
搬入据え付け、設備環境測定、教育・トレーニング、現地システムテストなどを行います。
5.運用・保守
導入後の運用や保守のサポートを行います。
製造情報管理支援パッケージ
製造情報管理支援パッケージ「PIM-Aid」についてのご紹介をします。
概要
工場全体をカバーする製造情報管理支援システムとして、工場に点在しているデータやDCS、PLCといった制御システムからリアルタイムに発生するデータを収集・集約し、有効な製造情報に変換して活用します。
また、ERPなど基幹業務システムと連携することで生産活動全体を通してのPDCA管理の高度化を支援します。製造現場の信頼性の高いデータを活用し、市場の変化に機敏に対応する工場管理を実現することが、PIM-Aidの担う役割です。
できること
工程管理では、原料使用量・生産量などの数量管理や製造原単位管理、製造効率を数値化した指標値の作成など製造状況を可視化し、製造管理業務の効率化やコスト・ムダの削減など業務改善への気付きをサポートします。
物流管理では、場内物流業務の効率化支援、受払バランス、利用可能在庫数量管理、ロットトレースなど、場内における原料の入庫から製品の出庫までの場内物流情報をきめ細かく管理します。これによって、販売計画・製品在庫 計画、原料計画の精度向上、受注機会損失の低減に貢献するのです。
計画管理では、需給・在庫バランス管理を支援 、ガントチャートによる簡易作業計画の作成、BOMに基づく所要量計算の実行を行います。
食品工場向け製造管理パッケージ
最後に食品工場向け製造管理パッケージ「CIMVisionLIBRA」についてご紹介していきます。
概要
原材料の入荷から製造前の計量作業、工程での製造作業まで幅広い作業をサポートします。ロットトレースや在庫管理、履歴、進捗管理など高品質かつ高精度なシステムとなっています。
特長
CIMVisionLIBRAには下記のような特長があります。
・現場作業者に優しいオペレーション画面
・オペレーションには優しく、管理は正確かつ厳密
・容器やパレット管理も可能なきめ細かい工場内在庫管理
・仕込品投入時のガイダンスで投入ミスを防止
・「いつ」「だれが」「どこで」「何をした」などの正確な記録情報管理
・豊富な種類のSOPで作業標準化を実現
・工程や処方の変更などにも対応可能なシステム構造
これらのシステムの提供はもちろん、工場の課題を解決するためにYOKOGAWAのエンジニアがお客様と共に考え、工場全体のり想像を創り上げます。
導入の流れ
システムを導入するまでの流れについてご紹介します。
1.課題特定
まずはお客様の持つ課題を理解し、お客様の業務を把握した上で最適なソリューションを提案します。ここでは、現状課題の整理、実現可能性検証、導入費用の算出、導入効果の算出など行います。
2.導入
導入までのコンサルティングを行います。ここでは、工程・物流・オペレーションフローの整理、システム運用の説明、マスタ構築サポート、稼働サポート・運用教育などを実施します。
3.維持・メンテナンス
継続して利用していただくための運用サポートを行います。ここでは、問い合わせ対応などの運用サポート、システムトラブル調査などの解決サポート、ソフトウェア・ハードウェアの更新などに対応します。
4.効果測定・改善
ソリューション導入後の効果をお客様と一緒に確認します。ここでは、課題解決状況の確認、導入効果の確認、問題点の解析、問題点の改善に対する改善などを行い、問題が新たに発生している場合も対応します。
まずは「お問い合わせ」をしてみよう!
YOKOGAWAのMESソリューションを導入したいのなら、まずは詳細を確認するためにホームページなどからお問い合わせをしてみましょう。導入までの期間などについても直接確認してみてください。
また、YOKOGAWAのホームページにはMES以外の情報ソリューションについてもたくさん掲載されています。製造実行システムだけではなく様々なシステムの導入を検討しているのなら、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。